8月ですよ

先日は神戸のギャラリーで開催されていた中川学さんの
×泉鏡花イラストレーション展、「鏡花のうつくしき女」を拝見してまいりました。
中川さんといえば、僧侶でもあるイラストレーターで、
これも鏡花の「龍潭譚」を描かれ、錫箔装幀の豪華本で話題の方です。
鏡花という、幻想と耽美の、曖昧な薄暗闇を描こうとすると、
得てして私のような湿度の高い薄ぼんやりした表現になりがちであるところ、
ベクター系ソフトのillustratorを使って、マウスでモダンで乾いた画面を紡がれます。

残念ながらご本人にはお会いできませんでしたが、龍潭譚の装丁デザインをされた泉屋さんがいらっしゃり、
とても面白い気さくな方で、随分と長居してお話させていただきました。
龍潭譚、本というより工芸品に近い、その拵えの奇抜さと美しさは一見の価値アリです。

絵かきとしてもデザイナーとしても、こだわりと贅沢を形にされたことに尊敬と羨望を感じます。


で、私の方ですが。
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というわけで、恒例参加の10月の関西コミティアに申込みました、という俗世のお話。


その前に9月はLPジャケ展、
それから11月に大阪にて、東野研斗さんと二人展の予定です。
東野さん、アメコミ風水墨画というか、肉食系わびさびという不思議な世界観を
流麗な筆致で描き出される方です。
私が大ファンなのでものすごい楽しみなんですが、楽しみだけではいられない立場です。
どうしましょうかね(冷汗)

そんなわけで、8月は何かと描き続けることになりそうな。

にしても、毎日酷なほどに暑いですね。
夜になるとなお重く息苦しいぐらいに。

夏は四季の中で一番日差しの色、空気、植栽と、一刻一刻目に見えるほどに
季節が進んでいくのが感じられ、そして衰え立ち去る物悲しさと不安のある季節だと思います。
それがリアルであった子供時代の古き良き夏を懐かしみながら、
今は大人ならではの夏を満喫したいものです。

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Post card collection展終了

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京都今出川、be京都さんで開催の
ポストカードコレクション展が無事終了しました。

今回は絵葉書だけという、私にとって原画を出さない初めての展示。
しかも初めての水墨画の作品でした。

浮くではなく沈むのはグループ展でのいつものこと、
ほかの作家さんがほぼアート系で
さらに素敵な沈み具合を見せた展示風景だったのがしてやったりですな。

しかも送られても困るような顔色の悪い幽霊の絵葉書で、
最初からいろいろ捨ててるというか投げているというか、
大変自己満足だけはした制作でした。

これまでは色を褒めていただくことが多く、色使いにこだわってきた自分が墨のみで、というのは一番の得意技を封じることではありましたが、それが実に楽しく、これからもやっていこうと思う次第。

お越しくださいました方、応援くださった皆様、ありがとうございました。

次は、無事にいけば9月神戸のカフェ・ニュートラルさんでのグループ展、
LPジャケ展です。
展示の性質上、これも出力物になるかな。

テーマにそった自分の好きな曲をイメージしてLPジャケットを描くという企画展です。
友人のイラストレーター、ハセガワシンさんも出展される予定です。
お楽しみに。



梅雨明け・引き続きPost card collection展開催中

梅雨が明けましたね。

京都今出川のbe京都さんで開催中のPost card collectionも日程半ばを過ぎ、
お出かけくださいました皆様には本当にありがとうございます。
連日の蒸し暑さの上、
ちょうど期間前半の三連休は祗園祭りの宵山とがっつり重なり、
ただでさえ人の多い京都四条河原町界隈がえらいこと、
大阪から今出川への通過地点でもあり、在廊の行き帰りは難儀いたしました。

そんな祗園祭りも無事終わりましたので、後半はゆったり、
暑さとの戦いのみでお越しいただけるはずですので、
是非足をお運びいただけますようお願い申し上げます。

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搬入展示をオーナー様がやって下さったので、
私も初日に始めて展示されているのを見、目論見通り沈んでいる(浮いているでなく)ので
してやったり、などと、ま、平常運転のグループ展です(笑)

残りの在廊は最終日22日の午後から少しだけ、そのまま搬出の予定です。

さてさて、その後の展示活動「予定は未定」ですが、
9月に神戸のグループ展、10月は関西コミティア、11月に大阪にて二人展。
そろそろそれらの準備に入っております。
しかし連日こうも暑いとなかなか。
湿度のせいか紙のにじみのコントロールが難しく、
特に和紙はかなりデリケートなようで。

何とか夏ばてしないようにと思います。
皆様もどうぞご自愛くださいませ。

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第11回post card collection

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第11回 post card collection
202年7月14日(土)~22日(日)
10時~18時(最終日は17時まで) 金曜休館
於:be京都
  京都市上京区新町上立売上る安楽小路町429-1
  TEL:075-417-1315

幽霊美人水墨画のポストカードを5点出展させていただいております。
こちらお気に召されましたらお買上げいただけます。

ちょうど祗園祭りでもありますので、お出かけがてら足を伸ばして戴けますと嬉しいです。
100名の作家さんが出展されています。
どうぞお越し下さいませ。

原画の展示もしようと思っていたのですが、やんごとなき理由でできなくなりました。
相済みません…。
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【展示キャプション文】
うらめし 恋し-今夜、会いにいきます-
 夏は地獄の釜の蓋が開くと申しまして、生き物と一緒に生きてない者も活発になるそうで、そのせいか夏と言えば怪談。
 中でもしつこく怖いのが女の幽霊ですが、これがどうも男を見る目がないというか、ろくでなしにえらい目にあわされて云々というのが多い。しかし人というものは、心底憎ければ顔も見たくない、関心すら失うものであるのに、彼女たちは化けてまで会いに行き、相手を取り殺してまで自分の物にしようとする。愛憎裏腹な情を感じずにはいられません。
 思わず、そんなに好きなら連れて行けと言ってあげたくなります。
 そういえば、男の幽霊で伝わるのは戦や権力闘争で敗れた方ばかりで、女に貢がされた上、手ひどくフられて貶められ~とかはほとんど聞きません。男性は仕事第一で恋に命をかけないためか、はたまた泣き寝入りなのでしょうか?

今回は古典・近代の戯作、小説から顔色の悪いきれいどころを集めました。
どの女性も深情けな“いい女”です。
プロフィール

まがね

Author:まがね
絵描き奥田鉄のインフォメーションブログです
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