夏の終わり、血尿顛末記

お食事中の方は失礼。
突然ですが私、夏半ばから血尿が出るようになってたんですよ。
血尿っていや、「血の小便が出るようにしたるわ」というヤクザ屋さんの脅し文句で有名ですな。
血尿は病気を除けば、腎臓あたりを物理的に攻撃された内出血で出る場合と、
極度のストレスによって免疫力が下がり、泌尿器系に炎症がおこって出る場合があるようで。
ヤクザ屋さんに言われた場合には、殴られる心配と、しつこい嫌がらせをうける心配との二種類を想像しなければならないわけで、それは恐いことです。

そんなこととは縁遠く、極力平凡な人生を歩もうとたゆまぬ努力と気配りをはらっている一般小市民である私が思い当たることと言えば、夏前の転居、不規則な食事、生来の細い細い神経をこれでもかと引き絞る地球外電波系ストレス。
しかし症状としては血尿だけで、痛みとか違和感とか無いわけですよ。
人間おかしなもので、痛みがないと焦らないんですな。
まあね、女なもんだから、婦人科かな、膀胱炎かなと思いつつ、そのうち治るだろうさと一ヶ月放置してみたんですよ。
そしたらね、血尿というよりもはや鮮血がパッキンの古くなった蛇口からもれる水滴のように二十四時間ぽたぽたと出っぱなし。
さすがに貧血気味でね。
こりゃやばいかなと、とうとう内科に行ってみたんですな。
まっすぐ婦人科か泌尿器科に行かないところが乙女心最後の抵抗ですやん。

内科ではとりあえず膀胱炎ならうちで投薬治療できるからと尿検査してもらったんですな。
この段階でね、尿に恐ろしいほどの異変が目視できたんだけどね。
ぶっちゃけると、血の固まりとか膿みの固まりとかがふよふよとね。
なのに検査結果は膀胱炎じゃないそうで。
「婦人科へ行け」と白衣の堅太りの神様に啓示されて、しぶしぶ婦人科へ。

婦人科では、まあ婦人科でする検査をしたんだけどね。
まったく異常なしでね。
「内科行った? なら肛門科は?」
「いえ!肛門じゃないです、それだけは絶対違います!!」(死守)
「そうなの?じゃあ、泌尿器科かしら、行ってみて。異常なかったらまたうちに来て」

そんでもって内科の尿検査結果を持って泌尿器科へ行くことに。
泌尿器科というのはですね。
大阪市内には女医さんがいないという暗黒分野でね。
医者が医者なら患者も患者、その日の待合室は男ばかり。
そのせいか、あれですがな。
婦人科のように女性の身になったデリカシーとかデリケートとかそういう配慮がないんじゃー。
てか、この共通するデリってなんだ?
デリバリーとかデリシャスも実は地下茎で繋がった仲間なのか。

泌尿器科では、まあ泌尿器科でする検査をしたんだけどね。
具体的にはカテーテルというか尿道鏡検査ね。
ここで得た教訓は、「尿道は出口専用である」
針で刺すように痛いんです。

でもって診断結果が尿道ポリープ。
小さいのが二個ばかりあったらしく、決して腫瘍とかではないぞよ、安心するがよい。
薬で散ると思うけど、散らなかったらレーザーメスで焼きます。
「先生! 薬で散ると思います!!」

というわけで、抗生物質投薬2日目にしてぴたりと出血は止まり、もらった薬がなくなる5日めにはすっかり異常が見当たらず。
きっと治ったんだー!
わーい、肛門科に行かないでいいんだー!

そんなエライ目にあった夏であった。
でも、涙がでちゃう、だって女の子だもん(涙)
これから冬まで忙しいが、ちょっと自分を慰めたい秋なのである。
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