舞い戻る烏

んなわけで、着物屋さんに行ったんである。
そ・し・た・ら。
烏羽織がそろえてあるではないか!
全4色のところ、一種、ベージュに黒だけは手に入らなかったそうなんだが、
3種。
店の奥のマネキンにコーディネート済みで、私を待っていてくれたのだ。
グッジョブです。

一目見た感想は、思っていたよりいい!
烏はべたっとしたプリントっぽくなく、手書きの水墨画のように、ぼかしやかすれのあるタッチ。
仕立ても袖丈を一尺五寸と長めで優雅(現在一尺三寸(49cm)が基本)、そこで着物の袖が出ないように、振り口にくるみボタンがつけてある。

3色は
藤がかったライトグレーに黒烏
瓶覗に黒烏、
墨黒に薄紫の線画の烏

ええ、もう、とっかえひっかえ、試着してやりましたよ。
グレーは一番きれいなんだけど無難
瓶覗は思っていたよりきれいだけど、着物を選ぶかな
黒は粋でかっこいいんだけど地味
店員さん、他のお客さんみんな巻き込んで、ああだこうだ。
店員さんと私とで3人、羽織って並んでいると、まるでレディースかよさこいのようだった…。

ところがそこへ意外な伏兵が。
羽織だけと思っていた烏柄、小紋での展開もあるらしい。
着物なら袷時期ずっと着れる。
羽織は11~2月のせいぜい4ヶ月。
一瞬迷ったものの、羽ばたく大柄の鳥は羽織に似合うのだ。

しかしちょっと待て。
買うのか、諦めるのかって話はどこへ?

今回実家帰って、野菜を送ってもらうことを約束、暖房器具はホットカーペットを持ち出し、電子レンジの使ってないやつを無心し、洋服はどうにかするし、額縁もまあ、なんとかなるよね?
いいんだも~ん、も~ん。

ブランドプレタ品って、ポリ素材のくせに高いし、正絹の職人物より数が出回るし、知っている人にはすぐ分かるし、
特に他にはない個性柄、好きな人は絶対飛びつくので、下手したら同じ羽織ですれ違うなんて事もありえる。
それはこういう洒落物を好む人間にとって、とってもイヤなことであり、だから私はめったにブランドプレタは買わないんだが。
さすが岡重、プレタでもいい出来なんである。
しばらく、久々の醤油飯が続いてもいい。
買っちゃったのだよ~。

で、うちの子になりました烏ちゃんたちです。


いやあ、浪費、浪費(涙)

ちなみに岡重さんは、大正柄復刻のオサレな型染め正絹高級長襦袢地で有名で、同柄で風呂敷やバッグなどの小物を出していらっしゃると思ったら、今夏は浴衣を展開、そのどれも独創的な柄と色遣いがすばらしいメーカーさんです。
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