「にじゆら」手ぬぐいinグリーン・シティ

会社の近く、中崎郵便局の並びに先月新しい雑貨屋ビルがオープンした。
グリーン・シティという、その通り外観はミントグリーンに塗られた建物。
通りに面した一階には「和味」さんという、粉物のお店があり、ここのたこ焼きは、見た目に少し透明感があってもちもちとした触感が私好み。

その和味さんの横の通路を通って1F一番奥に、てぬぐい専門店「にじゆら」さんがある。
手ぬぐいブームにつき、そこら中の和雑貨屋さんで手ぬぐいを扱っている昨今、かまわぬさんなどはたいていどこでもおいてあるが、にじゆらさんは全てオリジナル。
ああ、手ぬぐい屋さんか~とお店を覗いた瞬間に、いい意味での見慣れぬ違和感があった。

にじゆらさんの手ぬぐいはよくあるバリバリ江戸好みなものではなく言っちゃえば「昭和」。
郷愁漂うレトロな影絵を思わせるようなものであったり、それ一枚で絵本のようなメルヘンが漂ったり、モチーフの「それっぽさ」にとらわれていない。
なのに不思議なことに、どれもそれとなく「和」の匂い、和洋混在の妙がある。
染料が日本の色というのもあるだろうが、その使い方、柄の構成が日本人の感性なのだと思う。
何より作品の多くが多色使いのぼかしやグラデーションが用いられて、独特の世界である。

てぬぐいは浴衣と同じで昔から「注染」という、抜きたいところを型でのり伏せした上に染料を注ぎかけて染める方法がほとんどで、裏まで綺麗に色が通った、輪郭のはっきりした柄が多い。
ぼかしがあったとしても、それは型の中でのものだ。
にじゆらさんでは従来どおりの型は使うから切り絵の雰囲気は残しつつ、一手間入れてある。
特に型染めとは思えないボケ足のある水玉模様など、従来通りの「注染」の技法を使いつつ、一つ一つ職人さんが手でぼかすそうで、それだけに同じ柄でも一枚として同じものはない1点物なのだと。

購入した青葡萄の手ぬぐいの帯紙に、にじんだりゆらいだりと、店の名前「にじゆら」の由来が合点。
手ぬぐいの他、手ぬぐいを利用して作った袋物、がま口などもあり、浴衣も企画中とのことで、とても楽しみなのである。
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