電子書籍表紙のお仕事ご紹介

個展搬入直前にアレなんですけど、
夏に表紙を描かせていただいた電子書籍がようやくリリースいたしましたので、告知です。
『くぐつ小町 平安朝妖異譚』加門七海氏著/アドレナライズ様刊
アマゾン
https://www.amazon.co.jp/dp/B075S2ZW5V/
よろしくお願いします!!
もうね、高校時代からファンの加門先生ですよ。
しかもこれ、新刊時に読んでた!20年前ぐらい。
お話いただいたとき、嬉しくて部屋の中を何往復したか。
内容、ホラーとはいえ悲恋の哀しいお話。
何より特筆すべきは、その文章と日本語の流麗さです。
現在の口語ではあまり使われていない言い回しの散りばめられた美しいリズムは、
それだけに多少古典文章の好き嫌いが出るかもしれませんが、是非お読みいただきたいもの。
最初哀しくて妖しい小町メインで描いてくださいとご指示いただいて、
じゃあとびっきりの美人画で~と思ったら、顔は描かないでと加門先生からのご希望(笑)
そうだ、小野小町は顔は描かないのが通例だもの。
それで引きの雨乞いシーンの構図とこのアップ正面の構図でご提案して、こちらが採用になった次第。
や、もう間に合わないと思って、原画、個展の展示リストから外したんですが、どうしよう。
額装間に合わないしな。