人形師展だけじゃないいろいろin京都

本日はお日柄もよく、京都行き。
マイミクのはし*はるさんことはるねーさんの鋭い洞察力により、ねーさんのご師匠・亀井潤氏の作品が私好みではないかと看破の上いただいた案内状に案内されて。

お年頃時代はお年頃の小娘に流行の人形師・天野可淡にはまっていた過去もあり、しかも和物とくれば嫌のあろうはずもなく。

和感造人/亀井潤絢蔵二人展 ギャラリー花いろ(京都左京区鹿ケ谷・哲学の道沿い)
でも今日までなの。

絢蔵さんはその人物と作品に共通感のある、不思議な雰囲気のかわいい美人。
土着的な影と素朴さを併せ持つ、個性のある作品を造られる。
亀井氏は見た感じ陽気で気さくな雰囲気の楽しい人。
でも作品は男性の作だと分かるものの、滑稽なものもあれば、妖しい暗がりと湿り気があるものも。

亀井氏の作品を拝見して、私が高校三年の美術部展で描いて周囲を恐怖に陥れた、緋襦袢をしどけなく纏い、半開きの障子の隙間から覗き込む白い肌の日本少女を思い出した。
そういや、ここんとこ影のある作品って描いてないな。
キュベレイの機体に和柄の塗装をするという入れ知恵をいただき、心騒ぐ。
時間がとれたらやりたい(笑)

ひとまずギャラリーを辞した後も、例によってノープランの私は、はるねーさんのご厚意に甘えてご一緒させてもらう。
メンバーははるねーさんご夫妻とご友人ご夫妻。
はっ、おいらって思いっきり不自然におでき状態やん!
誰でもええからつれてくるべきやったかっ。
しかし快く一緒に行ってくれそうでひまそうなのが思い浮かばねぇんじゃー!
一人遊び大王様万歳!
だから厚かましくついていくわ、どこまでも。
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先達のみなさん。あるいはアリスの時計うさぎさんたち。



ギャラリーの近くの小さな英国・紅茶房アールグレイ(だったと思ったらアッサムと判明!)にて、ロイヤルミルクティとはるねーさんお勧めのスコーンをごちそうになる。
美味しい上にいいお店。
ちなみにきゃわゆいメイドさんはいませんし、ミニスカの後輩もいません。
物静かな蝶ネクタイにベストのマスターと女性が、本格的なお茶をいれてくれます。
ここでお茶を頂きながら、ねーさんに私の知らない世界のお話をしていただく。

その後、ギャラリー花いろさんのオーナーでもある古刹・安楽寺さんに寺庭を拝見に。
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安楽寺山門、特別におばちゃんのおまけ付き。


ご住職をご紹介いただき、お寺の縁起写真集を頂いてしまう。
いただけるものは遠慮しませんぜ。
制服好きの私としては、表に出さないものの僧衣に目がいって仕方がなす。
不審に思われなかっただろうか。
ご住職には「鉄」を名乗って以来珍しくその理由を尋ねられてちょっとうれしかった。
庭は苔も美しく、借景の山もあわせて紅葉の名残が静かな佇まいをみせる。
ここでは建物の造りを利用して、舞台を開く事もあるそうで。
夜など玄妙な雰囲気で似合いだろうと思う。

ご住職がお話くださった、寺縁の松虫姫、鈴虫姫姉妹のお話には、美人で頭がよくて17歳と19歳とギャルなのに世をはかなんで出家を決意しちゃうなんてもったいないと思い、私なんてしょっちゅう世をはかなんではいるものの、絵を描いてたら割合幸せだなあとしみじみ。

それから近所のギャラリー高野さんへ。
アールグレイ(アッサムです!)もそうなんだけど、ここも言われないと気が付かないような、住宅街の中に突然ある小さな隠れ家的お店。
小さくて、それだけに厳選されるのか、濃密にハイセンスな作品の品揃え。
版画の絵はがきや額装品をお手ごろ価格にて入手できる。
オーナーの明子さん(と思ったら明子さんのお母様と判明!)は柔らかい物腰の上品な女性で、お話していると包み込まれるようだ。
ここで絵はがきセットを2つゲット。
できたら、お店の中の全種類欲しいぐらい。

夕刻。
一度花いろさんに戻ってから解散。
今日一日、はるねーさんに行く先々でたくさんの人と引き合わせていただいて、持っていった名刺が切れてしまった。
みなさん、短い時間だったけどあたたかくて優しい人ばかり。
引きこもり街道まっしぐらだった人間には刺激的。
ってか、はるねーさんはますます謎の女性。
すごい。
いろんな人に会うたびに、私、ものすごい狭い世界しか知らなかったんだなあって思う。
もったいないことしてたわけ。

……と、ほのぼの心を抱いて京都駅前。
ぶらぶらしていたら、突然おっさんに足を思いっきり踏まれていてぇと声を上げる。
痛いわ足袋に思いっきり足跡つけられるわで立ち止まったとたん、いきなりそのおっさんに肘を掴まれて引っ張られたからびっくりした。
振りほどいたらおっさん、変な笑い方をして人込みに紛れた。
おじさまキラー(五十代以上のおじさまにはしばしば声をかけられるが、妙齢の未婚男性には決して誘ってもらえない種類の年頃女性)を認定されたうら若き頃ならまだしも、何やったんやろ?

家に帰るには少し早いので、新快速で大阪下車。
本屋さんにて、天明屋尚氏の新作品集・KAMONと能衣裳の資料を購入。
しかし大阪下車は失敗だった。
神戸ルミナリエ開催で、電車がぎゅうぎゅう。
京都からそのまま乗ってりゃ、座って姫路まで帰れたものを。

電車が揺れたときに、後ろの人にひっかかって抜けかけた簪を直そうと手を伸ばしたら、持ちどころが悪かったようで簪を首チョンパしちゃった。
まあ、骨とう品屋さんで買ったものなので金属疲労もあったんだろうけど、思わずうおっと口走ってしまった。
使い勝手がよくてお気に入りだったのに。
一応本珊瑚だし、このまま仕舞うのももったいない。
足を誂え直してもらうか、根付けか帯留めに加工しなおすか。
ちょっぴりしょんぼり。

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購入した本と哀れな簪と本日のイデタチ。

本日もはるねーさん始め皆様に甘えて、実り多き一日でした。
お返しできる事といえば、絵しかないからぐっとくる作品を描きたいと思う。
ありがとうございました!
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